かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト出場(99/3/22)


今日22日、第一回かながわヴォーカルアンサンブルコンテストが横浜のフェリスホールで開催されました。私が末席を汚すムジカチェレステも先日のTVECに懲りず、またまたこのコンテストに参加しました。
ちなみに、私、先週ひいた風邪は治ったものの、喉の炎症が治らず、歌を歌う人間として最悪のコンディションで出ることに。ベースは二人だけなので、はっきりいって今日はほとんど一人状態だったと思います。みんな、申し訳ない。
結局、一次選考では混声11団体中5位で、二次選考に進めませんでした(二次選考は4団体)。もう少しだったのに残念でした。ただ、私の声が出なかったのが吉と出たのか凶と出たのかは定かではありませんが。
TVECのときのように他の団体をたくさん聞けたわけではないので、全体的なことはなんとも言えないのですが、そのあとの二次選考の4団体は聞くことができました。さすがに、どの団もそれぞれ持ち味があり、なかなか唸らされるものがありましたね。
今回のこのコンテストは、審査を一次と二次に分けるとか、項目毎に点数を加算する絶対評価方式だとか、いろいろな新しい試みを行っており、各方面より興味を持たれていると思います。ただ、それらの新しいことには疑問を感じる部分もあります。例えば、二次審査用に曲を用意しても、演奏できるかどうかわからず、各団体とも練習の分配が難しい。一次に落ちてしまうと二次用に用意した曲は何だったの、ということになってしまいます。採点も絶対評価方式では、審査員によって得点の分布が変わり、審査員毎の影響力が変わってしまいます。もし、絶対評価みたいなものを基準にするのなら、各審査員の得点分布から各団体の偏差値を割り出すべきでしょうが、まあそんなことは面倒くさくてやらないでしょうね。審査方法は、このようなコンテストをやるかぎり必ずいい方式というのはありません。よく外国人が審査員に招かれたとき、日本のコンテストでは審査員同士が話し合わずに得点だけで順位を決めてしまう、というような不満を漏らすことがあるようですが、これもどちらがいいかなんとも言えないところです。
今のところ、私が日本で一番理想に近いと思うコンクールは宝塚室内合唱コンクールです。これは事前にテープ審査があり、そこである程度ふるいがかけられます。また、コンクールの後のレセプションや、翌日に入賞団体の記念演奏などがあり、一つのフェスティバルとして内容も充実しているからです。ただ、宝塚の場合、審査の詳細は公開されません。このあたりが意見の分かれるところですね。


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