演奏会が二つ(00/5/29)


土曜日、日曜日と自分が関係する演奏会が二つ続きました。
土曜日は、私がやっているVOX POPULIと、同じく浜松内で活動している混声合唱団、浜松グリーングラスエコーとのジョイントコンサートでした。
このコンサートで私がつらかった点は、ジョイントコンサートであるにも関わらず、全ステージ出ることになったことです。同じように全ステージ出たのは私を含め3人。VOX POPULI、グリーングラスエコーとも小人数ゆえ、パート間の格差がなかなか埋まらず、双方に助っ人の出し合いをしたのでした。
演奏会は全部で4ステージで、各団1ステージずつ、そして合同で「地球へのバラード」、そしてポピュラーステージという構成です。「地球へのバラード」は半年間かけて練習してきたものの、練習の出席率の悪さからか最後までソルフェージュ的に苦労しました。最終的には、われわれの実力としては良くやったと思います。ただ、これから演奏テープを聞くのがこわかったりしますけど。個人的には練習を通してこの曲のアナリーゼを随分楽しませてもらいました。
最後のポピュラーステージでは私が指揮をすることになりましたが、実はほとんど初めてのピアノ伴奏(しかもポピュラー編曲)での指揮でした(POPULIではアカペラオンリーだったので)。はっきりいってピアノに乗っかってずいぶん楽をさせてもらいました。自分では簡素に振ろうと思っていたのですが、あとで聞くと調子に乗ってずいぶん大振りだったとか言われました。まあ、このステージに関してはずいぶん気楽にやらしてもらったと思っています。
POPULIはここ1年くらいでかなり人数が減ったので、これからしばらくはこんな演奏会は開けないかもしれません。常時、新入団員募集中なのでよろしく!

さて、そして日曜日、土曜の演奏会の疲れを癒す間もなく一路岡山へ。
この日、岡山の合唱団、コール・ゆうぶんげんによる拙作「だるまさんがころんだ」の全曲初演に立ち会うためです。
コール・ゆうぶんげんさんとは昨年のコンクールで「だるまさん」を取り上げていただいた縁で、ここ1年ずいぶん親しくしていただきました。なんといっても全国大会レベルの合唱団ですから、その実力は保証つきです。私としても、初演していただける合唱団としては本当に申し分のない団体だったと思っています。
今回のコール・ゆうぶんげんの演奏会は全部で3ステージ。1ステージ目がコンクールで取り上げた曲、そして2ステージ目が「だるまさん」、そして3ステージ目は武満の「うた」です。
第2ステージでは、演奏の前に「だるまさん」の朗読が入り、また演奏前に私が壇上に呼ばれインタビューを受ける、という趣向がこらされました。私のインタビューはともかく、最初の詩の朗読はかなり引き込まれましたね。そのあとの観客の演奏への集中度が高まったと思います。
演奏のほうは、細かいハーモニーの乱れはあったものの^^;、全体的に躍動感があり、かつ曲のディテールを良く伝えてくれた良い演奏だったと思います。自分でも自分の書いた音にいろいろな再発見があり、またまた良い勉強になりました。
その後の聴衆の反応もアンケートではおおむね好評だったようですが、また曲に対する辛口批評なども聞いてみたいものです。
多くの曲が初演だけで終わってしまうのが現実だと思いますが、この曲がまたいろんなところで再演されることを切に願っています。もしこの曲を聞いてみたいということでしたら、コール・ゆうぶんげんさんにコンタクトしてみてください。もちろん私でも構いませんが。
そのあとも二日連ちゃんの打ち上げでしたが、ゆうぶんげんさんの皆さんと楽しいひとときを過ごしました。
コール・ゆうぶんげんさんとの付き合いの中で、自分自身もいろいろ経験させてもらったこと、本当に感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。



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