だるまさん、ダリ、ワイン(99/8/1)


今週末、東京に行ってきました。
もともとは、大久保混声合唱団でコンクールの課題曲に拙作を選んでもらったので、その練習を見に行くためでしたが、日曜日は通信で知り合った人たちからワインパーティに招かれ、楽しいひとときを過ごしてきました。
大久保混声合唱団は、毎年、課題曲に公募入選作を選んでいる意欲的な取り組みをしています。昨年の全国大会では、大久保さんの素晴らしい演奏に接することが出来、この合唱団に自分の曲を演奏してもらえるなんて本当に嬉しく思っていました。
練習にお邪魔させていただきましたが、予想に違わず、素晴らしい演奏を聞かせていただくことが出来ました。何といっても、この合唱団は声がしっかりできていますから、余裕のある響きと確かな音楽性で「だるまさん」の音楽の輪郭をしっかり捉えていたと思います。
練習では、自分が詩をどう感じて曲を作ったかというような話と、演奏について若干の意見を述べさせていただきました。どちらかというと、きれいにまとまっていく傾向があるような気がしたので、曲のイメージに合わせて変幻自在な表現力があると更によくなると思います。今から、全国大会での演奏が楽しみですね。
この日は、団のかた数人と飲みに行って、私もいつになく口が滑らかになってしまったような気がします。音楽ネタ、合唱ネタ、なんかで盛り上がれるのは同じ合唱人なら本当にどこに行っても差がないですね。私もいろいろ面白い話を聞かせてもらいました。

日曜日の午前中は、たまたま電車の広告にあったダリ展の宣伝(新宿の三越)を見ていたので、これに行くことにしました。
実は私、ダリの絵が好きで画集なども持っていたりしたのですが、今回の展覧会では、若い時の習作とか、スケッチなども展示されていてダリワールドを堪能してきました。しかも、またまた画集を買ってしまいました。
シュールレアリストといえば、私はダリくらいしか思いつかないわけですが、ダリは他のシュールレアリストからは段々と疎んじられるようになり、最終的には彼らから辛辣な批判を受けるようになりました。しかもダリの言動が、また他のシュールレアリストの不興を買ったということもあるようです。しかし、ダリは彼の人生そのものがシュールであり芸術であって、むしろそのようなものに対して理性的に批判するなど、大して意味を持たないと思うのです。だからこそ、ダリの絵は「理解する」ものでなく、「感じる」だけでよい、と絵画の素人である私は勝手に考えています。

午後は、パソコン通信で知り合った合唱関係の人たちとワインパーティを楽しみました。
そもそも彼らのほとんどが大久保混声の団員、あるいは関係者でしたので、土曜の練習の話も含めいろいろな話で盛り上がりました。妻は浜松での練習があるので途中で帰りましたが、私は夜7時ごろまで飲めや歌えやの宴会モードに入っておりました。料理もワインもとてもおいしかった(といってもワインの味など私にはわからないんですが^^;;;)。
私から見れば、皆さん、十分に合唱オタクです。いやあ、濃かったなあ。その濃さにちょっと圧倒されていた私でありました。


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