熱血合唱映画(99/1/17)


以下はNiftyの某パティオで、「合唱がやってみたい」と思わせるような映画とかドラマとかってできないかなあ、という話題で盛り上がったときに書いた私の発言です。これちゃんと考えたらマジに面白いと思うんですがねえ。
-----

早速考えてみました。(^_^) こんなのはいかがですか。
●主人公Aはバリバリのビジネスマン。しかし、長年の無理がたたり、体調を悪くして入院する。しかし、Aは実は不治の病に犯されていて、すでに余命幾ばくもない状態であることが判明した。
●Aは告知してくれるように医者に頼む。彼なら残りの人生をしっかり生きていけると判断した医者は彼があと持っても半年の命であることを告知する。
●Aは愕然とする。そして残された人生に何が出来るか考え始める。
●Aはある日、夢を見る。それは学生時代、彼が学生指揮をつとめていた大学の合唱団の演奏会の夢だった。それは、自分のステージを振り終わり、満場の拍手 を受けているシーンだった。
●彼は死ぬ前にその夢をもう一度実現したい、と決意する。自分が指揮する曲はもちろん大学時代に自分が振ったあの思い出の曲である。しかし、彼は大学を卒業していらい、仕事一途に生きてきたために、もう20年以上も合唱を離れていた。あの時の指揮の勘は忘れかけている。
●彼は親友であった当時の団長Bに連絡。Bは、Aの話に感銘を受け、「おまえの夢は、俺の夢でもあるんだ」といい、その演奏会の企画全般を引き受ける。
●Bは当時の団員や、近くの合唱団から団員を集める。そしてホールの予約などのマネージを一人こなしていく。
●一方、すでに仕事をやめたAは、当時の大学時代の恩師の指揮者(関屋晋あたりか^^;)をたずね、その曲のアナリーゼ、及び指揮法について再び教えてもらい始める。
●練習が始まり、いろいろなトラブルが起こる。(このあたりは略) しかし、なんとか演奏会前日に満足できるレベルの演奏が仕上がった。
●その前日の練習中にAは突然倒れる。救急車で運ばれるA。意識がなくなり危ない状態である。明日の演奏会が危ぶまれる。Bはその晩、徹夜で善後策を検討する。最悪の場合に本番を振ってもらうため、恩師の指揮者に連絡。
●演奏会当日、本番直前にAの意識は奇跡的に戻る。周囲が止めるのを振り切り、 演奏会場に向かう。そして、本番を振ろうとしていた恩師の前に現れる。恩師は 「みんな君を待っているよ」といいステージに送り出す。
●ステージに現れた彼は最後の力を振り絞り、自分のステージの指揮を振る。そ して、最後のコーダが終了。しばしの沈黙。そして、満場の拍手が沸き起こる。 Aは、晴れやかな顔でその拍手に応える。
●拍手の音が突然消える。一瞬時間が止まる。そしてAはその場で倒れる。再び救急車で運ばれるA。そして、病院に駆けつける昔の仲間たち。
●病院のベッドでAは彼を取り巻く友人に「僕の夢のために、みんなありがとう」 と最後の言葉を言い、息絶える。周囲、号泣。
●誰からともなく、演奏会で歌った曲を歌い始める。そして、その歌の輪は広がり、彼の死を看取った友人たちの大合唱になる。カメラはだんだん引いていき、 夜の暗闇の中にこだまする合唱だけが残っている....

自分で書いていて、すごい泣けてきたなあ。(T_T) こういうアホなことを考えるのが好きなんです、私。^^; (上の曲がなんであるかは、かなり難しい問題ではある)



inserted by FC2 system