選挙その後(99/5/10)


別に私は選挙マニアじゃないんですが、昨日合唱団の人と久しぶりに飲みに行って、面白い話を聞いたんでちょっと書いてみようと思います。
先日の浜松市議会議員選挙で一位で当選したのは、大岡という27歳の青年。なんと1万を超える票を集めました。私の勤めるY社の推す候補が7000票くらいで2位だったので、これだけでも結構なニュースです。私はあんまり知らなかったのですが、この大岡さん、かなり前から浜松駅の周りを自転車で走りまわり、一人で演説していたとか。街中では結構な有名人だったそうです。
そんな人が当選しちゃうの?というのは素朴な私たちの意見なのですが、やはり街中でうろうろしている^^;若者層や、日中に街に買い物に来る主婦層などの浮動票をごっそり持っていったようなのです。この話を聞いて、世の中なかなかドラスティックに変わってるじゃん、日本も先行き明るい、なんて私は思いましたし、周りの反応でも概して彼への期待感が感じられます。だいいち、Y社、S社など浜松を代表する企業が組織ぐるみで推した候補を軽々と破ってしまったのですから、組合などの選挙関係者の大きな衝撃のほどが伺えますし、今後の選挙のやり方に一石を投じたと言う意味で、彼の業績は大きいと思います。

しかし、彼のその選挙戦術、どうも一人で考えたものではないらしい。大岡氏は、このような浮動票を取るための全く新手の選挙戦術を練っているグループの支援を受けていたらしいのです。もちろん、その行動力には頭が下がりますが、彼自身はそういったマニュアル通りの行動を取っていたわけですね。全く、世の中馬鹿にならないものです。浜松のように、小さな町ほど地縁の束縛はないし、かといってそれほど大きくない都市では、こんな草の根的な選挙が功を奏するのだな、と今になって私も感じます。
もちろん、彼の評価はこれからの議会での活動で決まります。あれだけの行動力を議会でも発揮して欲しいものですね。

選挙と言えば、都知事の石原慎太郎。まだしぶとくテレビに出てますね。
私も割と右っぽい傾向があるので^^;、彼の言論はなかなか興味深いし、論理の展開が明快で結構好きです。
できれば、もっともっとテレビに出て、都議会の様子や役人とのやり取りなど公開して欲しいですね。きっと面白いことになるでしょう。


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